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Varanasi / バラナシ
ヒンドゥー教最大の聖地 Varanasi
Khajuraho(カジュラーホー)から寝台列車にゆられ数時間。Mughal Sarai(ムガル・サラーイ)駅、Varanasi駅と乗り継ぎ、ヒンドゥー教最大の聖地Varanasiへ着いた。
聖なる地Varanasi、聖なる河Gnaga。おびただしい人々と、その間を運ばれてゆく死者たちに迎えられて町に足を踏み入れた。
生と死を見つめる
マニカルニカー・ガート
マニカルニカー・ガートは火葬場である。24時間火葬の煙が途絶えることがない。布にくるまれ竹の担架に乗せられて、はるばる運ばれてきた死者は、このガートで火葬されその形を失う。遺灰はすべて河に流され、あとには何ひとつのこらない。燃え上がる焚き木、炎に包まれる死体、煙と異臭。生と死を日常に溶け込んでいる。その奥では全てを飲みこむ聖なる河、ガンガーが無表情に流れ続けている。
目を奪われる華やかさ
ガンガー沿いにあるガートには色鮮やかなサリーを纏う女性達。あまりの鮮やかさに思わず目を奪われた。
自らの死を待つということ
マニカルニカー・ガートや、街中には身寄りもなく、お金もない人たちが自分の死が訪れるのをじっと待っている。
インド人にとっての最高の幸福はガンガーで火葬されることで、彼らたちはその場にいる間に自分が死んだときに自分の体を焼いてもらうために薪を買うために道行く人に乞い、お金を集めている。
死を待つ毎日。何を思っているのだろうか。