Globe Walker【 Agra 】 | Photo by Takeshi Takazawa

1983年 世界遺産登録ヤムナー河畔に建つムガル皇帝シャー・ジャハーンの愛の記念碑タージ・マハル。その白亜のドームは、人類が地上に残したひと粒の真珠。この完璧な建物は、時代を経るにつれ、ますますその輝きを増しているようだ。

タージ・マハルを前にしたとき、その完璧なシンメトリーに息をのんだ。また、幻のタージ「黒のタージ」の話を聞いたときには鳥肌がたった。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、愛妃のために22年の歳月を費やして建てた白大理石の世界一豪華な墓、タージ・マハル。ヤムナー河の対岸に自分の墓を黒大理石で作る計画があったというのだ。この計画は帝位を狙う3男アウラングゼーブによりアグラ城に幽閉され、叶わぬ夢となったそうだ。完璧なシンメトリーのタージ・マハル。さらにヤムナー川対岸に黒大理石でできた黒いタージがこの世に存在したとするならば、、、創造するだけで鳥肌が立つ。

タージ・マハル内は非常にひんやりしていて、神秘的だった。あまりにも珍しすぎてそこらじゅうの壁を思い切りペシペシ叩いていたら係りのインド人にしこたま怒られた。気をつけるように。。

アーグラー城赤砂岩の堂々たるたたずまいのアーグラー城。ヤムナー河岸にそびえるこの城は、アクバル帝によって1565年に築かれた、ムガル帝国の権力の象徴。

アーグラー城内にて色とりどりのサリーをまとっているインドの女性達。着心地だけでなく、見た目にも涼しい。笑顔が素敵だった。